EIZO FS2331

日曜日, 11月 21st, 2010

目への負担をいかに軽減しつつ、ゲームを楽しむか。それは眼精疲労を持ちつつもビデオゲームを愛好する者最大のテーマと言っても過言ではない。

というわけでゲーム用のモニタをDellの24インチワイドS2409WからEIZOのFS2331に買い替えました。だって目やら肩やらしんどいのだもの

写真とるのが面倒なので画像は前の記事のを流用。

Dellのモニタは2万円で買えたのでもう画質なんかどうでも良くて、とりあえずPCでゲームが楽しめてついでにHDMIが映ればオッケーとか思ってましたが、ゲーム専用でも思った以上に目への負担が大きいためついに買い替え。
もうここまでしんどいとゲームやめるかモニタをEIZO製の目に優しいやつにする以外は考えられないぞ、という事でここしばらくは評判の良かったFlex Stand付きのEV2333かEV2334を考えていたのだけど、迷っていた所にちょうどいい具合にFS2331が発表されたので渡りに船と早速注文。
もう届くまでワクテカが止まらないくらいでしたが、実際に使ってみたら予想以上に目に優しくていやー買ってよかった。これでゲーム続けられます。ありがとうEIZO。やっぱりEIZO。信頼のEIZO。もう一生ついて行きます。

パネル

パネルは既に一部目に優しい液晶パネルマニアの間で評判の高いEV2333シリーズほかと同様のVAパネル。C-PVAというパネルらしく、これまでのVAとやや異なる様子。視野角は店頭で見かける他のVAよりもやや広い感じで、TNにくらべると圧倒的、手持ちの古いIPSと比べてもそれほど不自由さを感じない広さ。上下方向はやや弱いかなと言う感じ。
なによりも映像の映りが本当にしっとりして目に優しくて、これまで使ってきた日立IPSパネルに交換済みのGAWINと比べても遜色の無いしっとり感でもう最高。これでようやくGAWINを卒業できそうです。
23インチフルHDでドットピッチはやや狭く、Dellの24インチフルHDと比べるとかなり詰まった感じがして手前に置かないとちょっと小さい感じはするかも。

入力

入力はDVI、VGAが一つずつとHDMIが二系統。HDMIのセレクタは案外値が張るので、360とPS3両方持ってるとかなり便利。ただし、アナログ入力が一切無いのでWiiとかはつなげられません。FORISという名前はついているけど、このあたりは同価格帯のゲーム兼用PCモニタと同じだと思った方がいいかも。
HDMIの入力はRGB各レンジのほかYUVの各モードに対応。スーパーホワイト用の設定はなかったのでないのかもしれない。でも白は良く出てると思うので特に問題ないかな。最近の大型液晶TV並にまぶしい白さではないけど実用上は十分。
もちろんフルHDなのでゲーム表示には全く問題無し。とはいえ、EIZOのモニタはWUXGAでもきちんと16:9で表示してくれる(はず)なのでEIZOのくくりだとそれほど売りでもないのかも。
同価格帯のWUXGAモニタはゲーム接続で1080p表示のときにアスペクト比が崩れるものもあるので購入時は気をつけましょう。

リモコンは薄型ボタン電池で駆動するタイプ。軽くていいのだけどボタンが堅くてやや押しづらい。それと、このリモコンがないとモニタの詳細な設定を一切変更できない。モニタ本体前面パネルのボタンで変更できるのは、左から入力の切り替え、音量、電源のみ。なくしてしまうと大変な事になるので妖怪リモコン隠しが出ないように気をつけよう。
ちなみにGAWINのリモコンでもある程度操作できるのだけど、やや仕様が違うのかメニュー表示や音量の増減はできるだけで、上下方向の選択ができないので兼用は無理でした。最近のリモコンはどうなんだろ。

スピーカは音質的にはかなり残念な部類で人の声は良く聞こえるもののそれ以外、特に低音はほとんど聞こえないのであまり期待せず外部スピーカを推奨。とはいえステレオで聞こえるのでとりあえず音をモニタしたいのであれば十分。ゲーム機側の設定で光端子とHDMI音声を同時出力しておくと場合によって使い分けができるので結構便利かも。イヤフォンジャックは左側面下部にあります。

設定

各入力に対してGame, Cinema, User1, User2, sRGB, Paperの6モードそれぞれ独自の値を記憶できるので各入力に最適な調節ができる。Dellのは全部共通でモード毎に値を保存できなかったので非常に便利に感じます。こういう部分はやはりEIZOはよくできてるなぁと。
実際にはゲインまで細かく調節できるのはユーザー用の2モードのみだけど、どのモードでもブライトネス、コントラストともに十分下げられるのでデフォルトのモードでもほとんどの場合問題ないかと。Paperモードは色温度が4500Kになっているだけで後は特にエッジが効いてるとかそう言う調整ではない様子。お好みですが結構読みやすくて自分は好きです。
ゲーム用に調整されているガンマ設定1と2が思いのほかいい感じに調整されていて大抵これで事足ります。
音量も各入力個別に記憶してくれるのでかなり便利。

キャリブレーション
MacユーザだとColorSyncがあるので問題ないけど、Windows特にXPだと個人で使うにも色合わせがかなり面倒なんだけど一応設定ファイルが公式にあるので、それを使えばハードウェアキャリブしなくても一応使えるみたいなのでラクチン。キャリブレータはEIZO製のEasyPIXに対応しているそうです。

Power Resolution
ドット感やエッジ感を強調するPower Resolution、これぶっちゃけこのモニタだとあまり使う機会はないかも。多分この機能はFORISの上位機種でアナログ入力でゲームする場合に必要な機能なんじゃないかと。ドットバイドットではない入力でもそれに近い表現をする結構面白いモードではあるものの、デフォルトでGameモードでPower Resolutionが2になっていて、せっかくのHDゲーム機のきれいなアンチエイリアスが帳消しになってそれこそコンポジットでゲーム表示しているみたいになるので意味がないような。ただエッジが見やすくはなるので日本製の2Dシューティングとかには案外いいのかもしれない。
FS2331で妙に絵が汚いなーという人はカラー調整>詳細設定からPower Resolutionを切りましょう。

機能

低入力遅延
入力遅延が1フレーム以下という触れ込みだけど、見た感じはDellのとそう変わらない感じ。もちろんもっさり感は全くないのでゲームは快適。
但し、FS2331の液晶の応答速度は中間色で7msとあまり早くない。スペックはS2409Wと変わらないはずだけどどうもFS2331の方がもっさり感はあるようで、オーバードライブを強めにかけないとかなり残像は出る。ODでほぼ問題なくなるけど、ゼロではないので気になる人は気になるかも。
ちなみに、60fpsのゲームを最近やらないのであまり参考にならないかもしれないけど、今やってる斑鳩だとチャプター3のシャッター抜けのシーンが一番モニタの反応速度がわかるシーンなのだけど、どちらも同じように見えるのであまり変わらないんじゃないかと思う。S2409Wはカタログ上ではODには何も触れられてないけど、液晶自体の応答速度がかなり早いのか、TNとVAの違いなのか、あるいは単にODが効いてるのか、この部分だけはFS2331よりも優れているなという感じはする。
ちなみにこのシャッター抜けのシーンは応答速度30msのモニタだとその日の体調と運に大きく左右されるのが、7ms以上のモニタで簡単に抜けられるようになりました。幸せ。

Auto Eco View
周囲の明るさに応じてモニタの輝度を自動で変更するモード。かなり敏感にそして強めに調整がかかるので暗い部屋だとそれに応じてかなり暗くなる。これを利用すると設定値以上にモニタの輝度を暗くできたりするので、眼精疲労に悩む人は部屋を暗めにしておくとモニタも暗くできます。モニタ前面にリモコン受光センサーの隣がそれらしいので覆い隠したりすると暗くなります。

あとはモニタ下部のくぼみにはる専用シートが赤青灰の三枚ついてきたりで結構面白かった。FORISのほかのモデルでも似たようなオプションがあったような。

総評:FORISの残念な下位モデルでなくEV2334の優れた上位モデル

という事になると思います。
安いFORISと考えるとチューナ無しのやつの半額以下だし入力もかなり削られていて値段相応かなという感じがして物足りないかもしれませんが、これは名前こそFORISとついていますが、EV2334の上位モデルと考えた方がいいでしょう。
まずパネルがフルHDであり、それもEV233x系統の目に優しいC-PVA。入力はEV2334よりも一つ増えてHDMIが二系統。
さらに機能面でもオーバードライブや充実した表示設定に加え業界最高の低入力遅延。ステレオスピーカがついて5万円を切っている事を考えると、目への優しさとゲーム用の十分な機能性を両立したモニタはこれ以外には見当たらない、と言えるのではないでしょうか。
最近のゲーム用モニタの安かろう悪かろうという風潮は眼精疲労持ちにはかなりつらい状況ではありますが、ぼくらのEIZOはやってくれました。
ジャム爺さんがブログでFORIS買ったという記事を見て俺も買うかなーと思いつつも、下位のFORISでもSXが買えてしまうし、もうちょっと頑張ればCG買えるじゃん、目に優しくて手頃なEVもイマイチ踏ん切りが、と悩んでいた眼精疲労ゲーマーには最適なモデルと言えるでしょう。パネルもVAです。

一つだけ、FS2331はスタンドが固定タイプで狭いチルトは可能ですがスイーベル機能はありません。EV2333などについているFlex Standは現在単品購入はできないようなのでこの点だけが気になると言えます。
しかし逆に言えばそれ以外はEVの上位機種としてなんら文句のつけようのないモデルであると言えます。
「こんなモニタを待っていた」
EIZOさんやってくれました。

発売日:2010-11-12
レビューFS2331-BKは、HDMI端子2系統搭載の23.0型フルHD・ワイド液晶モニターです。商品ブランドはFORISに変更となります。
あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成

EIZO FS2331」への2件のコメント

  1. wutchy より:

    なんつ~か・・・もう、このテのモニタって、
    買うタイミングとメーカーの好みの問題って感じですよね。
    ただ、どういうワケか、液晶モニタとしての機能は満足できても、
    その他の機能が片手落ちのモノが多いというか・・・。
    ピボット機能がなかったり、VESA規格のマウント穴が付いてなかったり・・・。
    まぁ、「MDT243WGII」の話なんですけどねw
    せっかくゲームに適したモニタを買っても縦画面で使えないってのは、
    何となく勿体無い気がします(´・ω・`)
    スピーカーについては「音を確認する程度のもの」と思ってます。

    ゲーム目的だと本当は液晶テレビを買うのが一番イイんでしょうけど、
    20型程度だとフルHDじゃないし、
    フルHDにすると32型とかちょっと大きめになっちゃうし、
    こちらもいろいろ片手落ちな感じ(´・ω・`)

  2. qooptraxus より:

    液晶モニタでVESA非対応なんてあるんですな...
    斑鳩やってると縦画面やりたいなーともやもやしますw

    確かにこれを買えばあとはいらない!みたいな製品がどのメーカーにもないような気もします。
    今回買ったのもスタンドだけ売ってくれれば完璧なのですけど。そのうちセット商品が出たりして。
    ある程度妥協しつつ、買いたい時が買い時で行くしかないですかねぇ。

    そういえばテレビだとフルHDは最低サイズ32くらいでしたね。机の上がテレビのみになりそうな予感。
    まあ、基本はゲーム目的でありつつPCモニタとしても多少使えつつ目の疲れを押さえたいというかなりニッチな方向性なので、テレビだとちょっとまぶしすぎてアレなんですけどね。入力遅延が大きいものもまだあるみたいですし。

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